記事
2017年8月11日
2017年08月11日(金)
われ思う
すれ違う車のナンバーに「わ」と「れ」が続きます。観光客の方々です。
奄美大島に住むということは,観光地に住むということですよね。
道路沿いに咲いている赤いハイビスカスが観光客を静かに歓迎しています。
ここで撮った写真を見返すたびに素敵な思い出が甦ってくるといいですね。
2017年8月10日
2017年08月10日(木)
お帰りなさい
台風5号が過ぎた町では「みなと祭り」の準備も始まり,いい雰囲気です。
町中に飾られたちょうちんは,風が吹くと笑っているようにも見えます。
就職の面接練習,大学入試合格ライン突破に向けて生徒たちは奮闘中です。
グラウンドでは帰郷した卒業生たちが部活動で後輩と汗を流しています。
2017年8月7日
2017年08月07日(月)
ニシカラヒガシヘ
土砂災害警戒情報。避難勧告。記録的短時間大雨情報。度重なる警告音。
猛烈な雨と風です。50年に一度の記録的大雨が瀬戸内町にも降りました。
台風5号に怯えていた昨日までが嘘のように,静かな時間が戻っています。
学校の窓から眺める南の空には,灰色の雲が西から東へと流れていきます。
2017年8月3日
2017年08月03日(木)
水族館と動物園
青い空を魚に似た雲が泳いでいます。白い雲がうさぎにも象にも見えます。
水族館も動物園もない奄美大島では,青い空に幻想を抱いてしまいます。
ルリカケス。アマミノクロウサギ。アマミホシゾラフグ。キノボリトカゲ。
奄美大島は青い海が水族館であり,広い森が動物園なのかもしれませんね。
2017年8月2日
2017年08月02日(水)
夏がはじまるよ
輪転機から勢いよく出るプリントは魚が飛び跳ねているようにも見えます。
受験を控えた生徒たちの表情に真剣さが加わり,一段と頼もしく感じます。
就職希望の生徒たちも,面接練習や企業見学などを通して成長しています。
日々更新される生徒たちの表現力,文章力,理解力に期待が高まります。
2017年7月31日
2017年07月31日(月)
銀色の夏
国語辞典で「銀」を調べると,白く光って美しく金より堅いとあります。
第62回鹿児島県吹奏楽コンクールで吹奏楽部が「銀賞」を受賞しました。
鳩野先生の献身的なご指導の下,多様な個性がひとつにまとまりました。
ここに至るまでの道のりは,これからをもっと美しく光らせるはずです。
2017年7月28日
2017年07月28日(金)
小龍包
外に出れば灼熱の太陽に真上から照射され,オーブンの中にいるようです。
教室に入れば湿気の多さも重なり蒸籠蒸しされた小龍包になった気分です。
教室で先生方の言葉を浴びながら1時間ごとに美味しく蒸されていきます。
全国の皆さん,古高生はただ今準備中です。もうしばらくお待ちください。
2017年7月25日
2017年07月25日(火)
空のあなた
雲のない青い空に浮かぶのは,少し欠けた白い月と眩しい太陽だけです。
あるはずのない空の果てを探しながら,まだ見ぬ生徒の将来を思います。
3年生の三者面談ではこれまでの悩んだ末の結論に決意がみなぎります。
空の向こうには何があるのでしょう。ワクワクする未来のはずですよね。
2017年7月20日
2017年07月20日(木)
準備完了
終業式の大掃除では,真剣な生徒たちのおかげで校舎が磨かれていきます。
丹精を込めた作業は,閉められた窓でも空や雲の色をそのままに映します。
「夏休み」という魔法の言葉に惑わされながらも明日からは夏季課外です。
エンジンも絶好調です。ガソリンも満タンです。この夏,全力疾走ですね。
2017年7月19日
2017年07月19日(水)
夢の跡
生徒たちの眩しさに押されて,太陽が私たちとの間に雲を挟んできます。
クラスマッチの熱戦を落ち着かせるかのように時おり小雨が混じります。
仲間のために流せる汗や涙は青春そのものですね。見上げれば青空です。
試合後の片づけ終わった体育館とグラウンドに夢の続きを思い描きます。
2017年7月18日
2017年07月18日(火)
自分を疑う
教室の勉強では正解を出すことが求められます。それはとても大事です。
正解しただけなのに「自分」が正しいと言われているような気もします。
自分の考えていることがすべて正しいと勘違いする恐れもありそうですね。
同じ場所に立ち止まらずに新しいことを求める姿勢は忘れたくないですね。
2017年7月17日
2017年07月17日(月)
海の日
奄美大島の海を描くとき,青色のクレヨンを使うことはあるのでしょうか。
「ぼくの見た海は青くなかったと折り紙の青持ちて言うなり」
俵万智さんの歌にあります。思い込みは真実を遠ざけることもあります。
私たちが見る海の色は「青色」ではなく「奄美色」なのかもしれませんね。
2017年7月14日
2017年07月14日(金)
夢道
放課後や休日の一球や一音には,生徒たちの古高魂が込められていきます。
教室には時計の秒針と鉛筆の音が響きます。夢道を進む足音でしょうか。
生徒たちのがんばりは,過酷な暑さでさえ脇役に変えてしまいます。
扇風機の生ぬるい風と蛍光灯よりも眩しい日射しの下,努力は続きます。
2017年7月12日
2017年07月12日(水)
雨ニモマケズ
汗も蒸発させるようなジリジリとした日差しが厳しく肌を射してきます。
この暑さの中でも外で楽しそうに遊んでいるのは蝶ぐらいでしょうか。
大切な命を守るために1年生に心肺蘇生とAEDの講習会が行われました。
近クニ苦シム人アレバ行ッテ救助スル。サウイフ人ニ私タチモナリタイ。
2017年7月11日
2017年07月11日(火)
向日葵と太陽
住用町の道路沿いには100mに渡り向日葵が咲いている場所があります。
みんなちがってみんないい,はずなのに花や蕾は同じ方向を向いています。
太陽はみんなに光を注ぎますが,向日葵は太陽の方を見ています。
まるで太陽が向日葵に授業をしているようでした。絵本のような風景です。
2017年7月8日
2017年07月08日(土)
晴考雨解く
カラスもネコもニンゲンも,涼しさを求めて右往左往する暑さです。
何にでも「夏」をつけると暑さや爽やかさを感じる季節になってきました。
受験生は晴れた日にも考査を受け,雨の日にも問題を解く日々が続きます。
真夏日の今日も模擬試験を受け,熱帯夜であろうが合格を信じて勉強です。
2017年7月7日
2017年07月07日(金)
7月7日、晴れ
瀬戸内町には星空をさえぎるものも星空を隠すものも何もありません。
織姫や彦星が空から瀬戸内町を見ているかと思うと空想に心も弾みます。
早朝の渡り廊下に舞い降りた虹色のタマムシは幸運の使者かもしれません。
お願いしたいことはたくさんありますが,今日はふたりの再会を願います。
2017年7月3日
2017年07月03日(月)
同じ太陽の下
加計呂麻島より大きく見える巨大な白い雲が悠然と空を流れていきます。
第25回奄美シーカヤックマラソン大会が7月2日(日)に行われました。
男女混合のタンデムで,3年の山畑海勝君が3連覇の快挙達成です。
同じ日,同じ太陽の下,彼のいない野球部は彼の分まで戦っていました。
2017年07月03日(月)
6人の3年生
開会式でプラカードを持つ元平緩菜さん。狭殺プレーの二塁手長瀬大悟君。
中越えの2塁打を放つ中江好輝君。マウンド上で全力投球する岩井真一君。
代打の切り札吉啓一都君。奄美シーカヤックと大会が重なった山畑海勝君。
新聞で読む選手の活躍と竹山監督の温情あるコメントに胸が熱くなります。
2017年6月30日
2017年06月30日(金)
市2日10:00
「できることは,あとこれくらいかな…。昨夜自分で髪を切りました」
白球のような頭になった竹山監督に,もはや寂しさはなく戦闘モードです。
選手たちはいつものように早朝から気持ちのこもった素振りをしています。
本日の期末考査後に壮行会が行われ,今夜の船で鹿児島市に向かいます。
2017年6月29日
2017年06月29日(木)
最後の夏
「あいつらとも最後か…」竹山監督が試合を前に見せた寂しさでした。
選手の一番近くにいて,誰よりも野球が大好きなのが竹山監督です。
指導力,コミュ力,分析力,人間力を発揮する日がもうすぐです。
KKBの注目校が,鹿児島県の注目校となる日を楽しみにしたいですね。
2017年6月28日
2017年06月28日(水)
雲空山海
教室の窓枠が四角に切り取る自然は,白青緑青のストライプ模様です。
今朝,急に夏が来ました。陽光の鋭さや体感温度が昨日までとは違います。
クーラーのない教室。「強」にした扇風機。腕に張り付く問題用紙。
4日間の期末考査を受ける生徒たちは多くのものと戦っています。
2017年6月27日
2017年06月27日(火)
夢の木の実
「花さきみのらむは知らずいつくしみ猶(なお)もちいつく夢の木実を」
佐佐木信綱の歌を俵万智さんの「たんぽぽの日々」で教わりました。
野球に魅せられた竹山監督と野球少年たちの勝負がいよいよ始まります。
鴨池球場で全校応援という夢の実を実らせるべく最終調整に入っています。
2017年6月26日
2017年06月26日(月)
夏が来る
曇り空の続く日々は子どもが目に溜めた涙を我慢しているかのようです。
来たのか明けたのかも分からないのが今年の奄美大島の梅雨でした。
梅雨のあとは,いつものように甲子園の県予選と受験勉強の夏が来ます。
生徒たちの目から零れ落ちる涙はどうか嬉しい涙でありますように…
2017年6月22日
2017年06月22日(木)
オムライス
映画「美女と野獣」ではベルの黄色いドレスと一輪のバラが印象的です。
昼食時間に丸い容器で販売されるオムライスは野獣と踊るベルのようです。
オムライスのふんわり卵とケチャップが,黄色いドレスとバラに見えます。
心の持ち方で見える世界もロマンティックに変わっていきそうですね。
2017年6月19日
2017年06月19日(月)
九州大会出場
第1回全九州高校総合文化祭沖縄大会に3年の重山葵さんが出場しました。
席上揮毫大会では王維の「過香積寺」を選び,優秀賞に輝きました。
最後の一行「安禅 毒龍を制す」は日常に通じるものがありそうですね。
帰校後もいつも通りの謙虚な姿勢で過ごしています。お疲れさまでした。
2017年6月16日
2017年06月16日(金)
金曜日の匂い
「あたたかいパンをゆたかに売る街は幸せの街と一目で分かる」
杉﨑恒夫の一首を目にしたとき,古仁屋高校の昼食時間と重なりました。
毎週金曜日にだけ学校で販売されるパンがあるのをご存じでしょうか。
見つけると嬉しい。食べると美味しい。週末のお楽しみが金曜日パンです。
2017年6月7日
2017年06月07日(水)
かきくけこ
松浦静山が「負けに不思議の負けなし」という言葉を残しています。
負けは,何もできていない自分や何者でもない自分を連れてきます。
感謝,機会,訓練,謙虚,幸運。足りないものを見つけたはずです。
私たちの高校総体が終わりました。応援ありがとうございました。
2017年6月5日
2017年06月05日(月)
見上げてごらん
試合終了の瞬間,選手にはどんな思いが込み上げてくるのでしょう。
あふれ出る涙,止められない涙には何が込められているのでしょう。
目薬を差そうと上を向くと,そこには青い空が広がっていました。
また頑張れよという声が何処からか聞こえてきたような気がします。
2017年5月22日
2017年05月22日(月)
思うは招く
遅ればせながら,下町ロケットの植松努さんを知る機会に恵まれました。
教師の言葉が生徒に与える影響の大きさに改めて怖さを感じました。
現実とは夢を諦める途中ではなく,叶える途中にあるはずですよね。
高校総体の時期です。夢を抱いた生徒たちが今夜も名瀬港を出発します。