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2017年6月27日

  • 2017年06月27日(火)

    夢の木の実

    「花さきみのらむは知らずいつくしみ猶(なお)もちいつく夢の木実を」

    佐佐木信綱の歌を俵万智さんの「たんぽぽの日々」で教わりました。

    野球に魅せられた竹山監督と野球少年たちの勝負がいよいよ始まります。

    鴨池球場で全校応援という夢の実を実らせるべく最終調整に入っています。

2017年6月26日

  • 2017年06月26日(月)

    夏が来る

    曇り空の続く日々は子どもが目に溜めた涙を我慢しているかのようです。

    来たのか明けたのかも分からないのが今年の奄美大島の梅雨でした。

    梅雨のあとは,いつものように甲子園の県予選と受験勉強の夏が来ます。

    生徒たちの目から零れ落ちる涙はどうか嬉しい涙でありますように…

2017年6月22日

  • 2017年06月22日(木)

    オムライス

    映画「美女と野獣」ではベルの黄色いドレスと一輪のバラが印象的です。

    昼食時間に丸い容器で販売されるオムライスは野獣と踊るベルのようです。

    オムライスのふんわり卵とケチャップが,黄色いドレスとバラに見えます。

    心の持ち方で見える世界もロマンティックに変わっていきそうですね。

2017年6月19日

  • 2017年06月19日(月)

    九州大会出場

    第1回全九州高校総合文化祭沖縄大会に3年の重山葵さんが出場しました。

    席上揮毫大会では王維の「過香積寺」を選び,優秀賞に輝きました。

    最後の一行「安禅 毒龍を制す」は日常に通じるものがありそうですね。

    帰校後もいつも通りの謙虚な姿勢で過ごしています。お疲れさまでした。

2017年6月16日

  • 2017年06月16日(金)

    金曜日の匂い

    「あたたかいパンをゆたかに売る街は幸せの街と一目で分かる」

    杉﨑恒夫の一首を目にしたとき,古仁屋高校の昼食時間と重なりました。

    毎週金曜日にだけ学校で販売されるパンがあるのをご存じでしょうか。

    見つけると嬉しい。食べると美味しい。週末のお楽しみが金曜日パンです。

2017年6月7日

  • 2017年06月07日(水)

    かきくけこ

    松浦静山が「負けに不思議の負けなし」という言葉を残しています。

    負けは,何もできていない自分や何者でもない自分を連れてきます。

    感謝,機会,訓練,謙虚,幸運。足りないものを見つけたはずです。

    私たちの高校総体が終わりました。応援ありがとうございました。

2017年6月5日

  • 2017年06月05日(月)

    見上げてごらん

    試合終了の瞬間,選手にはどんな思いが込み上げてくるのでしょう。

    あふれ出る涙,止められない涙には何が込められているのでしょう。

    目薬を差そうと上を向くと,そこには青い空が広がっていました。

    また頑張れよという声が何処からか聞こえてきたような気がします。

2017年5月22日

  • 2017年05月22日(月)

    思うは招く

    遅ればせながら,下町ロケットの植松努さんを知る機会に恵まれました。

    教師の言葉が生徒に与える影響の大きさに改めて怖さを感じました。

    現実とは夢を諦める途中ではなく,叶える途中にあるはずですよね。

    高校総体の時期です。夢を抱いた生徒たちが今夜も名瀬港を出発します。

2017年5月16日

  • 2017年05月16日(火)

    いろいろ色々

    この島の自然には故郷があり,家族があり,生活があると感じます。

    生えている草木や咲いている花たちの色や形は鮮やかで個性的です。

    ヒカゲヘゴの葉やアダンの実などには時代の感覚を惑わされます。

    今週の中間考査が終わると,植物たちが艶やかな色で夏を彩り始めます。

2017年5月12日

  • 2017年05月12日(金)

    遠い青春

    PTA総会の後は無心にボールを追いかける部活動生に主役が移ります。

    練習着を汚すことも気にならない彼らの間を黒南風が吹き抜けます。

    汗を流して汚れていくのか,汚れたものを汗で流しているのか。

    高校総体を前に,舞い上がる土煙は湧き上がる闘志にも見えてきます。

2017年5月8日

  • 2017年05月08日(月)

    ジレンマ

    国立公園の奄美大島が迎える初めての大型連休は,雨と曇りでした。

    注目されることに慣れず,恥ずかしさで隠れてしまったかのようでした。

    見せたいのに見られたくない。教えたいのに教えたくない。

    大自然のジレンマを感じた5日間でした。今日は朝から快晴です。

  • 2017年05月08日(月)

    飛躍の前触れ

    チームのためなのか。自分のためなのか。何のためなのか。

    高校総体を前にして練習にも一層熱が入ってきています。

    不安,焦り,嫉妬,重圧など心穏やかでない日々もあることでしょう。

    何歳であっても,与えられた場所が全力を出す場所なのですよね。

2017年5月1日

  • 2017年05月01日(月)

    きれいなまま

    角田光代さんの「八日目の蝉」の中には,美しい小豆島が描かれています。

    「きれいなものぜんぶ入った,広くて大きい景色」がとても心に残ります。

    私たちの瀬戸内町の景色にもきれいなものがぜんぶ入っていると感じます。

    きれいなものをきれいなまま子どもたちにいっぱい見せてあげたいですね。

2017年4月28日

  • 2017年04月28日(金)

    トンネルノムコウ

    右側に太平洋を見て,国道58号線を北上すると三儀山の体育館です。

    バスのカーテンを突き刺す陽光が「古北戦」の熱気を予感させます。

    交流戦には想像以上の歓声と興奮があり,両校の一体感を高めました。

    学校に帰るバスが到着して目を覚ますと,少し早い夏が始まります。

2017年4月27日

  • 2017年04月27日(木)

    スカイライン

    気がつけば,寒緋桜が韓紅から若草色へと衣替えを済ませています。

    イペーの木の花の黄色すぎる黄色。百合の白。アマリリスの赤。

    画用紙に線を引いて描いたような花色の空と深碧の山の境界線。

    誰かに伝えたい自然は守りたい自然であり,守るべき自然ですね。

2017年4月20日

  • 2017年04月20日(木)

    クレッシェンド

    部活動紹介も終わり,各部に新しく心地よい風が吹き始めています。

    新入部員と先輩たちの戸惑いや緊張感,高揚感が新鮮に映ります。

    聞き慣れない声が響き渡り,学校全体がリズムを刻んでいるようです。

    努力した「未来」がどうなるのかを楽しみにできるといいですね。

2017年4月7日

  • 2017年04月07日(金)

    はなびら

    入学式の後は,加計呂麻島が見渡せる教室で初めてのLHRです。

    1組の生徒には高良先生の情熱が注ぎ込まれ,輝きを増していました。

    太田先生の2組の黒板には,はなびらが6枚の桜が描かれています。

    1枚多いはなびらは,幸運の訪れを願って添えられていたようです。

2017年4月6日

  • 2017年04月06日(木)

    花も人も

    始業式も終わり,入学式の準備中にお花屋さんから声がかかりました。

    「正門から見えるお花に元気がないですよ」

    今にも力尽きそうな花たちに誰もが気付いていたはずなのに…。

    きれいなときだけでなく,いつでも心を注げる人でありたいですね。

2017年4月1日

  • 2017年04月01日(土)

    ブラタモリ#68

    「あそこに学校がありますね」なんて言われていたらいいな…。

    NHKの「ブラタモリ」で,高知山展望台からの眺めが映し出されました。

    奄美大島に住んでいることを誇らしく,嬉しく思いました。

    古仁屋高校は恵まれた森と海,そして温かい人々に囲まれています。

  • 2017年04月01日(土)

    始まりますね

    今年度にしかできないことってありますよね。

    みなさんは何を思い浮かべますか。もしかしてもう決まっていますか。

    日付は繰り返されますが,一日として同じ日はないですよね。

    気温とともに気分も上がってきませんか。さぁ,始まりますよ。

2017年3月30日

  • 2017年03月30日(木)

    サンガツサンチ

    今日は旧暦の3月3日です。奄美大島では女の子の初節句をお祝いします。

    卒業式,離任式,引越し等を経て,また新しい季節が廻って来ました。

    次の一歩が楽しみな人も何となくためらってしまう人もいることでしょう。

    いろんな気持ちは取りあえずそばに置いて,新しい春を感じてみませんか。

2017年3月24日

  • 2017年03月24日(金)

    春なのに

    古仁屋高校では終業式の後に離任式が行われます。さみしさが重なります。

    「県内一の学校にする」という思いで邁進されてきた日々を知りました。

    私たちが入り込めない時間や思い出があることに羨ましさを感じました。

    旅立つ先生方の思いは,生徒たちと私たちが引き継いで行きますからね。

2017年3月15日

  • 2017年03月15日(水)

    新しい日常

    本日,合格者の受検番号が校舎入口前に掲示されます。ドキドキですね。

    「なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き」

    俵万智さんの「サラダ記念日」の中の一首が,高校生活に重なります。

    4月からは古仁屋高校が新しい日常になりますね。私たちも楽しみです。

2017年3月8日

  • 2017年03月08日(水)

    涙のち晴れ

    国公立大学前期日程の結果が次々に発表されます。落ち着かない日々です。

    嬉しい涙と悔しい涙。一生懸命な人だけが流せる涙があるのだと思います。

    つらいときも苦しいときも,そばにいてくれた人を大切にしてくださいね。

    積み重ねた努力は,未来へと繋がっています。また頑張ればいいんですよ。

2017年3月7日

  • 2017年03月07日(火)

    サクラサク

    今日は奄美群島が国立公園に指定される日です。次は世界自然遺産ですね。

    朝から吹いている強い風は,もうひとつ吉報を運んで来てくれました。

    愛知県立大学外国語学部「合格」です。これまでの日々が思い出されます。

    努力が報われた日にも恩返しができた日にもなりましたね。おめでとう。

2017年3月1日

  • 2017年03月01日(水)

    元気でね

    「辛い時こそ空を見て笑うんだぞ」卒業する娘に母親が贈った一文です。

    母親が一文に込めた思いを想像すると,胸が締め付けられる気がします。

    お互いに寂しくて泣きたくて会いたい日々が続くこともあると思います。

    離れることも子育てなのかもしれませんね。すぐに笑える日が来ますよ。

  • 2017年03月01日(水)

    優しさとギター

    厳粛な卒業式の後に,各学級では高校最後のLHRが行われていました。

    1組では川越先生から贈られる優しい言葉に,こらえていた涙が零れます。

    2組では隈元先生が覚えたてのギターで「乾杯」を弾き,卒業を祝います。

    その後の誰もいない教室は,どことなく寂しさを我慢しているようでした。

2017年2月22日

  • 2017年02月22日(水)

    お守り

    「伝説をつくります」と言葉にしてくれた生徒の表情は満面の笑みでした。

    指導してくださった先生方と過ごしてきた日々が「お守り」だと思います。

    迷っているときには,鉛筆を持った指が正解へと導いてくれるはずです。

    キラキラとひかる太陽のように,まばゆい未来がきっと待っていますよ。

  • 2017年02月22日(水)

    幸せのものさし

    自分を見失うことなく,自然体で頑張り続けてきた姿には頭が下がります。

    正直に前向きに生きている姿に,私たちの方が学ばせてもらいました。

    努力してきたプリントやノートは,並べてみると30センチにもなります。

    がんばる生徒たちの笑顔は今日もすごく輝いています。いよいよ出発です。

2017年2月21日

  • 2017年02月21日(火)

    高校生に乾杯

    NHKの「家族に乾杯」に,いちき串木野市の高校生が出演していました。

    礼儀正しい高校生。夢を追いかける高校生。夕陽を見つめる高校生。

    今日が出校日の3年生からは後輩たちに貴重な進路体験が伝えられました。

    古仁屋高校で育ってきた生徒たちが,もうすぐ全国に羽ばたいて行きます。