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2018年4月25日

  • 2018年04月25日(水)

    R.Y.U.S.E.I.

    生間港から入り組んだ海岸線をひたすら西へと進み,西阿室を目指します。

    集落の川には革靴ほどの頭をした巨大な鰻が観光用に餌付けされています。

    西阿室海岸からは与路島とハンミャ島,徳之島まで見えることに驚きます。

    広い海の上は広い空です。晴れた日の夜には流星が綺麗に見えるそうです。

  • 2018年04月25日(水)

    魅せられて

    フェリーが生間に到着し山を越えるとデイゴ並木が有名な諸鈍になります。

    等間隔に並ぶデイゴの太い幹には驚くばかりです。自然には敵いませんね。

    足の裏から,吸い込む空気から,目の前の自然から力が体に沁み込みます。

    想像もつかない時間を過ごしてきた自然への畏敬の念は深まるばかりです。

  • 2018年04月25日(水)

    加計呂麻訪問

    雨を含んだ黒い雲が,太陽に照らされて白くなっていくような気がします。

    空一面を覆った雲のすき間からは水玉模様のように青い空が見えています。

    加計呂麻島に住む生徒達がいます。行かないと分からないことがあります。

    今日は家庭訪問で加計呂麻島へ向かいます。穏やかな大島海峡を渡ります。

2018年4月24日

  • 2018年04月24日(火)

    雨と光

    風の音がかまびすしく聞こえます。フェリーの欠航が町中に響き渡ります。

    高知山の頂上が雲に覆われているのでもうすぐ雨が降るのかもしれません。

    山は茹でたブロッコリー。ヒカゲヘゴは土のついたゴボウ。陽光は調味料。

    雨と光が自然を美味しく見せます。明後日の古北戦は晴れるといいですね。

2018年4月21日

  • 2018年04月21日(土)

    楽すれば苦あり

    任せたい。頼りたい。自分が楽をしたいなと思うとつらくなったりします。

    大変ではあるけれど自分でやってみようと決めれば少し心が楽になります。

    迷うことや惑わされることは次々に出てきます。どうするかを問われます。

    通り過ぎることなく意識して自然の中にいると不思議と落ち着いてきます。

2018年4月19日

  • 2018年04月19日(木)

    ブロッコリー

    透き通るような春色の空に背骨のような白い雲が真っ直ぐに伸びています。

    山はモコモコしています。ブロッコリーを敷き詰めたかのように見えます。

    阿木名の山肌には,真っ白なユリが大きな花びらを重そうに咲いています。

    家庭訪問が始まります。移動中に楽しめる優雅な自然は贅沢な楽しみです。

2018年4月18日

  • 2018年04月18日(水)

    校花

    テッポウユリの白。ハイビスカスとアマリリスの赤。ブーゲンビレアの紫。

    咲き誇る花には生命力が溢れます。古仁屋高校のスクールカラーは紫です。

    「校花」を決めるなら紫のブーゲンビレアかなと勝手に思ったりもします。

    明日から3年生は三者面談です。高校生活で最後の4月を締めくくります。

2018年4月13日

  • 2018年04月13日(金)

    こいのぼり

    いつもとは違う道を選んで歩いてみると,目の前に別な景色が広がります。

    いつもとは違う人や知らない人と話をしてみると,別な世界が広がります。

    自然や他人は様々なことを教えてくれます。感じた分だけ幅が広がります。

    保育所を泳ぐ3匹のこいのぼりのように3学年がなかよく泳ぎたいですね。

2018年4月12日

  • 2018年04月12日(木)

    イソヒヨドリ

    ひと息ついてみませんかと言われているように,久しぶりに雨が降ります。

    まだ始まったばかりですが始業式も入学式も遠い昔に終わった気がします。

    昼休みの職員室に美しい声が響きます。窓の側で青い鳥が鳴いていました。

    その囀りに心が癒されます。束の間のしあわせが乾いた心にしみ渡ります。

2018年4月10日

  • 2018年04月10日(火)

    白い靴下

    靴下を間違えました。まだ間に合うので家に帰って履き直していいですか。

    朝早く登校してきた新入生の心がけが初々しく,とても気持ちがいいです。

    いつまでもその心を大切にしてほしいなと思わずにはいられませんでした。

    純粋な心が映し出されているような青空は,いつまでも柔らかな青でした。

2018年4月9日

  • 2018年04月09日(月)

    新しい世界

    森の新緑に囲まれる中での入学式です。心地よい風は緊張感を和らげます。

    ゆっくりと流れる雲を目で追えば,慌ただしさから少し逃れられそうです。

    人も,本も,言葉も,海も,空も,雲も,大切にしたい出会いが続きます。

    引き寄せられる出会い,偶然ではない出会いが待ってます。楽しみですね。

  • 2018年04月09日(月)

    コペル君

    お母さんと離れたくない保育園児の泣き声でしょうか。遠くに聞こえます。

    入学式の早朝に見上げる大きな空は,筆舌に尽くしがたいほどの青でした。

    黒板に貼られた後迫先生の「入学おめでとう」の文字が新入生に迫ります。

    コペル君が考える粉ミルクのように,入学式でも多くの人とつながります。

2018年4月6日

  • 2018年04月06日(金)

    シーグラス

    広い砂浜を歩いていると石でも貝殻でもないきれいなものが見つかります。

    シーグラスです。波に洗われた青や白のガラスのかけらに目が止まります。

    始業式では鳥丸先生が「評価は他人がするものですよ」と語りかけました。

    拾い上げられるシーグラスのように,自分色に輝ける1年にしたいですね。

2018年4月2日

  • 2018年04月02日(月)

    元気を出して

    新年度が始まりました。学校の駐車場には見覚えのない車が並んでいます。

    いち早く夏を感じさせる陽気に,森一面の黄緑色が目にまぶしく映ります。

    太陽がそこにあるようなイペーの花の黄色には何となく元気づけられます。

    春は笑顔が似合います。新しい始まりには新しい笑顔で頑張りたいですね。

2018年3月29日

  • 2018年03月29日(木)

    旅立ち

    奄美空港や古仁屋港からひとりまたひとりと奄美大島を旅立っていきます。

    見送ると寂しくてこれからを憂いたりします。本当にさよならなのですね。

    森はいつもの森のまま。海はいつもの海のまま。自然は何も変わりません。

    変化に追い付けない気持ちは,先生方のいない学校を寂しく見せています。

2018年3月27日

  • 2018年03月27日(火)

    一歩ずつ

    さよならとさびしさに包まれていると一冊の絵本との出会いがありました。

    さよならはであいのはじまり さびしさはであいのはじまり…とあります。

    「さよならともだち」という絵本です。背中を押されている気がしました。

    自分だけが寂しいのではないですよね。お互いに少しずつ一歩ずつですね。

2018年3月23日

  • 2018年03月23日(金)

    エンディング

    窓の外ではスローモーションを見ているかのように白い雲が流れています。

    頭の中では離任される先生方の優しさや気遣いが走馬灯のように巡ります。

    卒業生だけでなくお世話になった先生方まで島を離れるのは寂しいですね。

    先生方を待っている人がいます。いつまでも引きとめていてはダメですね。

  • 2018年03月23日(金)

    涙に暮れる

    穏やかに過ごせる日々の有り難さや温かさをぜひ感じてほしいと小倉先生。

    まだ実感がないのでさようならは言えない。だからありがとうと高良先生。

    みんなとともに過ごし,みんなの成長をもっと見ていたかったと堀脇先生。

    先生方と過ごした日々はかけがえのない日々でした。お世話になりました。

  • 2018年03月23日(金)

    涙に始まり

    みんなには挑戦する若さがある。思いを握りしめて夢に進もうと川越先生。

    人に感謝の気持ちを持ち続け,それを力にしてお互い頑張ろうと山田先生。

    担任したときのことが忘れられません。本当にいい学校でしたと隈元先生。

    人懐っこい生徒ひとりひとりの青春時代に関われて嬉しかったと石川先生。

  • 2018年03月23日(金)

    こぼれ落ちて

    何かがふっきれたように朝の雨も上がり,眩しすぎる陽光が降り注ぎます。

    陽射しはますます強くなります。未来は明るいよと聞こえてくるようです。

    別れを惜しむ時間はわずかしか残されていません。言葉に涙が重なります。

    離任式は先生方の最後の授業です。下を向くと,涙がこぼれ落ちそうです。

  • 2018年03月23日(金)

    さよなら

    体育館では離任式が始まります。離任される実感も心の準備もありません。

    離任される先生方には,教えてもらいたい人生経験がたくさんありました。

    どんな言葉で感謝を伝えたらいいのでしょうか。思いが言葉になりません。

    昨日知らされた別れに戸惑いと動揺は収まらず寂しさが体育館を包みます。

2018年3月22日

  • 2018年03月22日(木)

    冬と夏の間

    毎年この時期に繰り返される転出と転入なのに,慣れることがありません。

    「冬と夏の間に春をおきました だから春は少しだけ中途半端なのです…」

    オフコースの「僕の贈りもの」の一節です。心さみしい春もありますよね。

    季節外れの冷たい風が吹く中で校舎内を歩きながら,ふと思い出しました。

  • 2018年03月22日(木)

    あしたを前に

    先生方には「働く」ことは人のために動くことだと教えていただきました。

    自分から見えるものだけで判断してはいけないと気づかせてもらいました。

    晴れていても雨が降ったり,黒い雲の隙間からは陽が差したりしています。

    不安定な心模様が空に映し出されているようです。もうすぐお別れですね。

  • 2018年03月22日(木)

    雨のち雨

    人事異動が発表されました。明日は終業式後に離任式が予定されています。

    心の中は雨のち雨。いっしょにいることは当たり前ではなかったのですね。

    離島の短い勤務年数でも,人に自然に伝統文化に深く魅了されていきます。

    過ごしてきた日々は宝物です。心が晴れるまではもう少し時間が必要です。

2018年3月15日

  • 2018年03月15日(木)

    はじまりはじまり

    期待と希望だけをもって合格者が体育館に集まります。心地よい天気です。

    話を聞く視線はまっすぐで,自分の未来をしっかり見据えているようです。

    人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢えると森信三氏は言っています。

    大きなスポンジになったつもりで入学式を迎えるといいかもしれませんね。

2018年3月14日

  • 2018年03月14日(水)

    おめでとう

    幸せのピンクと始まりの白。祝福は花となり合格発表の掲示板を彩ります。

    遠くに聞こえるカラスの声が今日は「おめでとう」と鳴いているようです。

    3年後の卒業アルバムでは今日の笑顔になつかしさを覚えるのでしょうね。

    私たちが戻りたくても戻れない場所と時間に新入生の今と未来があります。

2018年3月12日

  • 2018年03月12日(月)

    前へ進め

    このところ続いていた加計呂麻島のモヤは消えて,対岸の緑が鮮やかです。

    卒業式後に心の中を覆っていた寂しさも,少しずつ晴れていく気がします。

    暖かな日差しに,そろそろ次に進みませんかと後押しされているようです。

    合格発表を明後日に控えて,いよいよ来年度への準備が加速していきます。

2018年3月5日

  • 2018年03月05日(月)

    プレゼント

    クリスマスもなかった受験生にサンタさんから嬉しい贈り物が届きました。

    名桜大学国際学群「合格」です。ネット上の受験番号に全員が大喜びです。

    孤独に苛まれ,不安に押しつぶされ,境遇を嘆いていた日々も思い出です。

    自分の弱さを乗り越えて新しい強さを身に付けましたね。合格おめでとう。

2018年3月1日

  • 2018年03月01日(木)

    幸せな時間

    卒業生が見えなくなると校庭に残された「祝卒業」の文字が寂しそうです。

    いつもそこにあった楽しそうな笑顔や笑い声は卒業式とともに終わります。

    かけられていた魔法が解けていくようです。卒業式までの魔法でしょうか。

    シンデレラは再び王子さまと出会います。卒業式にも続きはありますよね…

  • 2018年03月01日(木)

    エンドロール

    3年生が優勝した体育祭と同じく,早朝の校庭には水たまりがありました。

    入場のときのはにかんだ笑顔は,退場になると大粒の涙で覆われています。

    退場していく卒業生の流れは,まるでエンドロールを見ているようでした。

    式場の外は昨夜の雨が嘘のような青空です。前途に幸多きことを願います。