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2018年2月

  • 2018年02月28日(水)

    卒業式前夜

    青空の下を雨雲が流れます。微笑みたいのに涙を堪えているかのようです。

    卒業式の予行に並ぶ姿は3年前の入学式と重なります。全て準備完了です。

    飾られた花を見ていると1枚ずつのはなびらが集まって花となっています。

    明日は44枚のはなびらが3年間の時を経て1輪の花となり咲き誇ります。

  • 2018年02月28日(水)

    君たちの名を。

    古仁屋高校での3年間で先生方は何度君たちの名を呼んだことでしょうね。

    印象深い日々。何事もない日々。思い出したい日々。忘れられない日々。

    雨の日も風の日も。夏の暑い日も苦しい日も。腹の立つ日も泣きたい日も。

    再び君たちの名を大きな声で呼ぶ日が来るのでしょうか。いつかあるよね。

  • 2018年02月28日(水)

    巣立ち

    卒業生の歩く道やステージを色とりどりの花が飾ります。卒業式予行です。

    呼吸をすることも忘れてしまうくらい体育館全体を沈黙と緊張が漂います。

    ひとつひとつの動作を確実にこなしていく姿は胸を詰まらせるに十分です。

    何でもないことが当たり前にできることを誇らしく感じます。明日ですね。

  • 2018年02月27日(火)

    太陽と埃の中で

    何を当たり前に思うのか,何を習慣とするのかで未来は変わりそうですね。

    卒業式の設営で積もったホコリを取り除きながら日常生活を思い返します。

    いつの間にか自分の心の中にもホコリが溜まっているのかもしれませんね。

    清掃や設営の終わった体育館は,少し早めに緊張を始めたように見えます。

  • 2018年02月27日(火)

    残された時間

    いつものように前から歩いてくる生徒や先生方とあいさつを交わします。

    4月から違う場所を歩いているのかなと思うと寂しさがじわり広がります。

    この先の別れの予感がありきたりな日常を特別なものへと変えていきます。

    あともう少しだけ。残された時間に後悔がないように過ごしたいですね。

  • 2018年02月26日(月)

    窓を磨く

    卒業式を前に心を込めた清掃が続きます。高い場所の窓にも手が伸びます。

    窓の外側だけを磨いていても透明にはなりません。微妙な汚れは内側です。

    心が明るくならない原因を外側にばかり求めてしまうことがありませんか。

    最後は自分の内側にあるのかもな…と窓を磨きながら思ったりもしました。

  • 2018年02月22日(木)

    天命を待つ

    入試が近づくと,なぜかいつも寒くなりますね。奄美大島でも同じでした。

    受験生への先生方のあふれる思いと情熱的な指導が出発直前まで続きます。

    自分を責めてきた日々は,未来を攻めていく日々へと繋がるのでしょうね。

    サクラ色のメダルをつかみに目的地へと旅立ちます。春はもうすぐですよ。

  • 2018年02月20日(火)

    余情残心

    合格や内定までの現実を伝えるために3年生が学年末考査終了を待ちます。

    当たり前だと思い込んでいた親の支え。旅立ちを前に気づく家族の温もり。

    ふがいない自分への苛立ち。見通しの甘さ。後輩に激励を込めて語ります。

    変えられるのは自分と未来です。先輩たちの道程を胸に刻んで前進ですね。

  • 2018年02月18日(日)

    エチュード10の3

    午後3時の古仁屋港。風に膨らむ色とりどりの紙テープ。手書きの横断幕。

    離任される先生を見送りに多くの生徒や職員が集まります。波穏やかです。

    逆光による影は別れの涙と寂しさを少しだけ隠しているようにも感じます。

    大島海峡を小さくなっていく船に感謝と惜別の情は大きくなるばかりです。

  • 2018年02月15日(木)

    4月号

    図書館に入り,表紙の変わった雑誌を見つけると3月号になっていました。

    予告の「4月号」の文字に春の訪れと新年度への期待と不安が混ざります。

    まだ終わってもいないのに,すでに新しいことも始まろうとしています。

    新しいページをめくる3年生の4月号には何が描かれているのでしょうね。

  • 2018年02月14日(水)

    おもうわよう

    伊豆諸島の青ヶ島の方言には「さようなら」の意味の言葉があるそうです。

    「おもうわよう」という言葉です。熊本日日新聞のコラムで知りました。

    「離れていても,あなたのことを思っているからね」と心がこもります。

    古仁屋高校にも島を離れる生徒がたくさんいます。おもうわよう…ですね。

  • 2018年02月13日(火)

    森の恵み

    ふと森に目をやると木の枝は森の血管に,葉は森の皮膚のように感じます。

    森も生きているんだと思います。生き生きとした森には元気をもらいます。

    受験生は知識に限らず孤独や不安,忍耐なども栄養に成長していきます。

    大自然から湧き上がる力を全身に感じながら,受験生は今日も成長中です。

  • 2018年02月12日(月)

    キルタンサス

    ピンク色の絵具で力強く直線を描いたように,道路に沿って花が咲きます。

    濃いピンク色の列には心を惹かれます。キルタンサスという名前の花です。

    住用のバンガロー近くでその花はうつむいて頬を染めているかのようです。

    忘れられない花。もう一度と願う花。心の中にも花が咲いていくようです。

  • 2018年02月10日(土)

    無知と未知

    本を読んでいると,思いもしない展開や世界が目の前に広がっていきます。

    著者たちの言葉と想像力のすごさに驚くとともに,引き込まれていきます。

    自分のいる世界。自分のいない世界。本にはたくさんの扉がありそうです。

    自分だけの狭い世界に閉じこもらず,未知の世界へと踏み出したいですね。

  • 2018年02月06日(火)

    人生いろいろ

    赤ちゃん先生は泣いたり,笑ったり,戸惑ったりしながら日常を伝えます。

    真剣に人生を語るママたちの姿に,生徒たちはどんどん引き寄せられます。

    赤ちゃんの成長は,私たちの成長にもつながっているのかもしれませんね。

    赤ちゃん先生には「初心」を教わりました。素敵な時間に感謝いたします。

  • 2018年02月06日(火)

    はじめまして

    赤ちゃん先生がママといっしょに「はじめまして」の握手をしていきます。

    5名の赤ちゃん先生を特別講師にお迎えして,3年生に命の授業を行います。

    赤ちゃん先生からすると周りを取り囲む私たちは何に見えるのでしょうね。

    優しく好意的な怪獣。笑みを浮かべる宇宙人。自分と似ている変な生き物。