記事

2017年8月28日

  • 2017年08月28日(月)

    優しい言葉

    せめて蕾は咲かせてあげたいね。体育祭前の奉仕作業で聞こえてきました。

    校庭に生えるハイビスカスの花や枝も剪定されて形を整えられます。

    蕾のついている枝は集めてみると,水を張ったバケツ一杯になりました。

    蕾が一斉に花開く光景を想像すると,真っ赤な苺のかき氷みたいですね。

2017年8月26日

  • 2017年08月26日(土)

    沈思黙考

    どこまで空なのか。どこから海なのか。見えるすべて青。すべてちがう青。

    長田弘の「シシリアン・ブルー」の一節です。水平線が黙考へと誘います。

    空と海はどこまでも交わることがないから「平行」と言うのでしょうか。

    今日は宇宙の暗闇に太陽の光を混ぜると空の青になるような気がしました。

2017年8月25日

  • 2017年08月25日(金)

    いないいないばぁ

    学校の正門近くでは,一本の大きなデイゴの木が存在感を示しています。

    風もないのに生い茂った緑色の葉があちこちで揺れています。メジロです。

    こちらを窺うようにときどき顔を出します。メジロの姿に心が和みます。

    早朝の学校。ひんやりとしたコンクリートが凛とした気分にしてくれます。

2017年8月23日

  • 2017年08月23日(水)

    瀬戸内日記

    女性が差す日傘というものを,男性も差したくなるほどの強い日射しです。

    先日の花火で夏の終わりを感じたはずでしたが,日中は汗が止まりません。

    強い日射しに耐えて頑張る生徒たちは,栄養を蓄えて膨らむ蕾のようです。

    暦の上では「処暑」を迎えますが,夏も受験勉強もこれからが本番です。

2017年8月21日

  • 2017年08月21日(月)

    花火のかけら

    瀬戸内町ではみなと祭りが開催されました。「花火が見たいので休みます」

    張り紙を出すお店が出るほど,みんなが花火大会を楽しみにしています。

    1時間におよぶ打ち上げ花火は,今日からの課外への激励にも感じました。

    祭りのあとは,夜空の星の光に花火の続きを思い描いたことでしょう。

2017年8月17日

  • 2017年08月17日(木)

    NAI NAI 17

    自分に「ない」ものを数えて,凹んだり嘆いたりしたことがありませんか。

    持っているもので出来ることを考える。ないものをあるものに変えていく。

    人だけでなく学校も町もどこか似ているところがあるのかもしれませんね。

    どこまでもあきらめNAI。止まらNAI。生徒たちの夏の成果が楽しみです。

2017年8月16日

  • 2017年08月16日(水)

    冒険王

    夏休みは奄美大島で過ごしました,と聞けば夏を満喫している感じですね。

    東の海。西の海。南の海。北の海。どちらに進んでも素敵な海があります。

    周りを海に囲まれた奄美大島にいると冒険心や開拓心をくすぐられます。

    これからを思えば焦りも出ますが,受験生は自分の人生を開拓しています。

2017年8月15日

  • 2017年08月15日(火)

    一歩外れる

    思い切って国道を外れてみると想像以上の景色に出会うことがあります。

    宇検村の道路沿いには白いハイビスカスが咲き,緑色のバナナが実ります。

    想像力を磨くためにはいつもと違う方向へ一歩踏み出す決断も必要ですね。

    生き方のヒントも,身近なところにたくさんあるのかもしれませんね。

2017年8月14日

  • 2017年08月14日(月)

    黄色い海

    いつ見ても色が違う海を見ると「海は何色ですか」と質問したくなります。

    「青色」という答えが返ってこないときには,少し誇りと喜びを感じます。

    ある日の質問に「黄色」という答えが返ってきました。想定外の答えです。

    透明な海に入ってみると足元の砂の色だと気づきます。すごい感性ですね。

2017年8月13日

  • 2017年08月13日(日)

    上から目線

    奄美大島の海や自然を横からでなく上から眺めたことはあるでしょうか。

    海を上から見たときに浮かんでいる小さな点は,よく見ると亀なんですよ。

    ソテツを上から見ると,花びらがみどり色のひまわりに見えるんですよ。

    いろんな角度から見ることで新しい発見があります。勉強も同じですね。

2017年8月12日

  • 2017年08月12日(土)

    価万両

    あやまる岬観光公園。国直海岸。タエン浜海水浴場。ヤドリ浜海水浴場。

    最近は晴れの日が続いていて,猛暑よりも景色の素晴らしさが際立ちます。

    「絶景かな絶景かな」と言いたくなる海は,まだまだたくさんあります。

    奄美大島に来てからのお楽しみにしておきますね。夏が似合う島ですよ。

2017年8月11日

  • 2017年08月11日(金)

    われ思う

    すれ違う車のナンバーに「わ」と「れ」が続きます。観光客の方々です。

    奄美大島に住むということは,観光地に住むということですよね。

    道路沿いに咲いている赤いハイビスカスが観光客を静かに歓迎しています。

    ここで撮った写真を見返すたびに素敵な思い出が甦ってくるといいですね。

2017年8月10日

  • 2017年08月10日(木)

    お帰りなさい

    台風5号が過ぎた町では「みなと祭り」の準備も始まり,いい雰囲気です。

    町中に飾られたちょうちんは,風が吹くと笑っているようにも見えます。

    就職の面接練習,大学入試合格ライン突破に向けて生徒たちは奮闘中です。

    グラウンドでは帰郷した卒業生たちが部活動で後輩と汗を流しています。

2017年8月7日

  • 2017年08月07日(月)

    ニシカラヒガシヘ

    土砂災害警戒情報。避難勧告。記録的短時間大雨情報。度重なる警告音。

    猛烈な雨と風です。50年に一度の記録的大雨が瀬戸内町にも降りました。

    台風5号に怯えていた昨日までが嘘のように,静かな時間が戻っています。

    学校の窓から眺める南の空には,灰色の雲が西から東へと流れていきます。

2017年8月3日

  • 2017年08月03日(木)

    水族館と動物園

    青い空を魚に似た雲が泳いでいます。白い雲がうさぎにも象にも見えます。

    水族館も動物園もない奄美大島では,青い空に幻想を抱いてしまいます。

    ルリカケス。アマミノクロウサギ。アマミホシゾラフグ。キノボリトカゲ。

    奄美大島は青い海が水族館であり,広い森が動物園なのかもしれませんね。

2017年8月2日

  • 2017年08月02日(水)

    夏がはじまるよ

    輪転機から勢いよく出るプリントは魚が飛び跳ねているようにも見えます。

    受験を控えた生徒たちの表情に真剣さが加わり,一段と頼もしく感じます。

    就職希望の生徒たちも,面接練習や企業見学などを通して成長しています。

    日々更新される生徒たちの表現力,文章力,理解力に期待が高まります。

2017年7月31日

  • 2017年07月31日(月)

    銀色の夏

    国語辞典で「銀」を調べると,白く光って美しく金より堅いとあります。

    第62回鹿児島県吹奏楽コンクールで吹奏楽部が「銀賞」を受賞しました。

    鳩野先生の献身的なご指導の下,多様な個性がひとつにまとまりました。

    ここに至るまでの道のりは,これからをもっと美しく光らせるはずです。

2017年7月28日

  • 2017年07月28日(金)

    小龍包

    外に出れば灼熱の太陽に真上から照射され,オーブンの中にいるようです。

    教室に入れば湿気の多さも重なり蒸籠蒸しされた小龍包になった気分です。

    教室で先生方の言葉を浴びながら1時間ごとに美味しく蒸されていきます。

    全国の皆さん,古高生はただ今準備中です。もうしばらくお待ちください。

2017年7月25日

  • 2017年07月25日(火)

    空のあなた

    雲のない青い空に浮かぶのは,少し欠けた白い月と眩しい太陽だけです。

    あるはずのない空の果てを探しながら,まだ見ぬ生徒の将来を思います。

    3年生の三者面談ではこれまでの悩んだ末の結論に決意がみなぎります。

    空の向こうには何があるのでしょう。ワクワクする未来のはずですよね。

2017年7月20日

  • 2017年07月20日(木)

    準備完了

    終業式の大掃除では,真剣な生徒たちのおかげで校舎が磨かれていきます。

    丹精を込めた作業は,閉められた窓でも空や雲の色をそのままに映します。

    「夏休み」という魔法の言葉に惑わされながらも明日からは夏季課外です。

    エンジンも絶好調です。ガソリンも満タンです。この夏,全力疾走ですね。

2017年7月19日

  • 2017年07月19日(水)

    夢の跡

    生徒たちの眩しさに押されて,太陽が私たちとの間に雲を挟んできます。

    クラスマッチの熱戦を落ち着かせるかのように時おり小雨が混じります。

    仲間のために流せる汗や涙は青春そのものですね。見上げれば青空です。

    試合後の片づけ終わった体育館とグラウンドに夢の続きを思い描きます。

2017年7月18日

  • 2017年07月18日(火)

    自分を疑う

    教室の勉強では正解を出すことが求められます。それはとても大事です。

    正解しただけなのに「自分」が正しいと言われているような気もします。

    自分の考えていることがすべて正しいと勘違いする恐れもありそうですね。

    同じ場所に立ち止まらずに新しいことを求める姿勢は忘れたくないですね。

2017年7月17日

  • 2017年07月17日(月)

    海の日

    奄美大島の海を描くとき,青色のクレヨンを使うことはあるのでしょうか。

    「ぼくの見た海は青くなかったと折り紙の青持ちて言うなり」

    俵万智さんの歌にあります。思い込みは真実を遠ざけることもあります。

    私たちが見る海の色は「青色」ではなく「奄美色」なのかもしれませんね。

2017年7月14日

  • 2017年07月14日(金)

    夢道

    放課後や休日の一球や一音には,生徒たちの古高魂が込められていきます。

    教室には時計の秒針と鉛筆の音が響きます。夢道を進む足音でしょうか。

    生徒たちのがんばりは,過酷な暑さでさえ脇役に変えてしまいます。

    扇風機の生ぬるい風と蛍光灯よりも眩しい日射しの下,努力は続きます。

2017年7月12日

  • 2017年07月12日(水)

    雨ニモマケズ

    汗も蒸発させるようなジリジリとした日差しが厳しく肌を射してきます。

    この暑さの中でも外で楽しそうに遊んでいるのは蝶ぐらいでしょうか。

    大切な命を守るために1年生に心肺蘇生とAEDの講習会が行われました。

    近クニ苦シム人アレバ行ッテ救助スル。サウイフ人ニ私タチモナリタイ。

2017年7月11日

  • 2017年07月11日(火)

    向日葵と太陽

    住用町の道路沿いには100mに渡り向日葵が咲いている場所があります。

    みんなちがってみんないい,はずなのに花や蕾は同じ方向を向いています。

    太陽はみんなに光を注ぎますが,向日葵は太陽の方を見ています。

    まるで太陽が向日葵に授業をしているようでした。絵本のような風景です。

2017年7月8日

  • 2017年07月08日(土)

    晴考雨解く

    カラスもネコもニンゲンも,涼しさを求めて右往左往する暑さです。

    何にでも「夏」をつけると暑さや爽やかさを感じる季節になってきました。

    受験生は晴れた日にも考査を受け,雨の日にも問題を解く日々が続きます。

    真夏日の今日も模擬試験を受け,熱帯夜であろうが合格を信じて勉強です。

2017年7月7日

  • 2017年07月07日(金)

    7月7日、晴れ

    瀬戸内町には星空をさえぎるものも星空を隠すものも何もありません。

    織姫や彦星が空から瀬戸内町を見ているかと思うと空想に心も弾みます。

    早朝の渡り廊下に舞い降りた虹色のタマムシは幸運の使者かもしれません。

    お願いしたいことはたくさんありますが,今日はふたりの再会を願います。

2017年7月3日

  • 2017年07月03日(月)

    同じ太陽の下

    加計呂麻島より大きく見える巨大な白い雲が悠然と空を流れていきます。

    第25回奄美シーカヤックマラソン大会が7月2日(日)に行われました。

    男女混合のタンデムで,3年の山畑海勝君が3連覇の快挙達成です。

    同じ日,同じ太陽の下,彼のいない野球部は彼の分まで戦っていました。

  • 2017年07月03日(月)

    6人の3年生

    開会式でプラカードを持つ元平緩菜さん。狭殺プレーの二塁手長瀬大悟君。

    中越えの2塁打を放つ中江好輝君。マウンド上で全力投球する岩井真一君。

    代打の切り札吉啓一都君。奄美シーカヤックと大会が重なった山畑海勝君。

    新聞で読む選手の活躍と竹山監督の温情あるコメントに胸が熱くなります。