学びの庭の朝夕
2018年05月09日(水)
ささえる人
きのう元気をもらった黄色い花がどこにも見当たりません。不思議ですね。
本当にそこにあったのかさえ疑わしくなります。一体何を見たのでしょう。
人との出会いも同じかもしれません。辛い時期を支えてくれる人がいます。
森信三氏の「逢うべき人には必ず逢える」の言葉が改めて思い出されます。
2018年05月08日(火)
なぜか今日は
梅雨入りのせいなのでしょうか。湿り気のある空気がやけに重く感じます。
うつむきながら歩いていると,足元の黄色い花に今日はなぜか惹かれます。
小さくても上を向いて咲く花のがんばりに明日の過ごし方を教えられます。
ゴールデンウィークも明けたばかりですが,来週火曜日から中間考査です。
2018年05月07日(月)
潮の香り
夕方のグラウンドを歩いていると潮の香りを感じます。少し早い梅雨です。
大島海峡の海水が蒸発して風に乗ってきたのでしょうね。南国を感じます。
梅雨と言えば6月でしたが,奄美ではゴールデンウィーク明けなのですね。
県総体の日程が近づきます。新戦力を加えて負けられない戦いに臨みます。
2018年05月07日(月)
西郷どん
全校朝礼で校長先生が瀬戸内町と西郷隆盛との関係について話されました。
「重野安繹」という人物の活躍が西郷と同じ時期にあることを知りました。
大河ドラマ「西郷どん」の放送も私たちの住む奄美大島へ舞台を移します。
人のつながり。想いのつながり。故郷のつながり。歴史は奥が深いですね。
2018年05月07日(月)
ダチュラ
下向きに咲く大きな白い花の名前は図書室の先生のお母様がご存知でした。
ダチュラ。別名はエンジェルストランペットで,花言葉は偽りの魅力です。
田中一村が「ダチュラとアカショウビン」を描いていることも知りました。
世界自然遺産の登録延期が勧告されましたが奄美はいつも通り魅力的です。
2018年05月05日(土)
シオマネキ
奄美大島にはメヒルギとオヒルギによるマングローブ原生林が広がります。
曲がりくねった川はジャングルを思わせます。潮が引けば広大な干潟です。
あちらこちらで泥がプクプクしていて,地球が皮膚呼吸しているようです。
よく見ると小さな蟹や片方だけハサミの大きい蟹がたくさん動いています。
2018年04月29日(日)
島の住人
奄美大島には素晴らしい自然があります。固有の動植物が新聞に載ります。
貴重なものに囲まれた生活は奄美大島の住人になれた気がして嬉しいです。
季節とともに移りゆく動植物からは目が離せません。奄美大島は楽園です。
日常になりすぎると豊かな自然も目の前を通り過ぎていくので要注意です。
2018年04月29日(日)
花の名は。
古仁屋に向かう途中,宇検村に曲がる直前に大きな白い花が咲いています。
図鑑やネットで調べても名前が分かりません。ユリのようですが違います。
植物学者の牧野富太郎のことが西日本新聞のコラムに紹介されていました。
彼ならその白い花にどんな名前を付けるのでしょうね。探し続けてみます。
2018年04月27日(金)
地元思考
遠く離れていると全国の話題にばかり目を向けているような気がしました。
奄美大島の話題や課題をいくつ知っているのだろうと自問自答してみます。
世界自然遺産登録が目前です。奄美大島では観光の整備が着々と進みます。
大切にしたいからこそ,自分たちが住む島のことを知っておきたいですね。
2018年04月26日(木)
南北競技
奄美大島の南北の高校が,三儀山の体育館で競技を通じて友好を深めます。
学年対抗では綱引きとドッジボール。部活動対抗で女子バレーボールです。
仲間がそばにいます。後ろについています。みんなの応援が心に響きます。
準備と運営に関わる人々の長い努力がありました。自然も晴天で労います。
2018年04月25日(水)
また行きます
瀬相港ではバスが順序よく並んで乗客を待ちます。赤と黄色が印象的です。
フェリーを待つ時間はいっちゃむん市場のソフトクリームがおすすめです。
加計呂麻島では体中の細胞からざわめきを感じます。力と癒しを貰います。
思い出と地元の製糖工場の黒糖を噛みしめながら加計呂麻島を後にします。
2018年04月25日(水)
R.Y.U.S.E.I.
生間港から入り組んだ海岸線をひたすら西へと進み,西阿室を目指します。
集落の川には革靴ほどの頭をした巨大な鰻が観光用に餌付けされています。
西阿室海岸からは与路島とハンミャ島,徳之島まで見えることに驚きます。
広い海の上は広い空です。晴れた日の夜には流星が綺麗に見えるそうです。
2018年04月25日(水)
魅せられて
フェリーが生間に到着し山を越えるとデイゴ並木が有名な諸鈍になります。
等間隔に並ぶデイゴの太い幹には驚くばかりです。自然には敵いませんね。
足の裏から,吸い込む空気から,目の前の自然から力が体に沁み込みます。
想像もつかない時間を過ごしてきた自然への畏敬の念は深まるばかりです。
2018年04月25日(水)
加計呂麻訪問
雨を含んだ黒い雲が,太陽に照らされて白くなっていくような気がします。
空一面を覆った雲のすき間からは水玉模様のように青い空が見えています。
加計呂麻島に住む生徒達がいます。行かないと分からないことがあります。
今日は家庭訪問で加計呂麻島へ向かいます。穏やかな大島海峡を渡ります。
2018年04月24日(火)
雨と光
風の音がかまびすしく聞こえます。フェリーの欠航が町中に響き渡ります。
高知山の頂上が雲に覆われているのでもうすぐ雨が降るのかもしれません。
山は茹でたブロッコリー。ヒカゲヘゴは土のついたゴボウ。陽光は調味料。
雨と光が自然を美味しく見せます。明後日の古北戦は晴れるといいですね。
2018年04月21日(土)
楽すれば苦あり
任せたい。頼りたい。自分が楽をしたいなと思うとつらくなったりします。
大変ではあるけれど自分でやってみようと決めれば少し心が楽になります。
迷うことや惑わされることは次々に出てきます。どうするかを問われます。
通り過ぎることなく意識して自然の中にいると不思議と落ち着いてきます。
2018年04月19日(木)
ブロッコリー
透き通るような春色の空に背骨のような白い雲が真っ直ぐに伸びています。
山はモコモコしています。ブロッコリーを敷き詰めたかのように見えます。
阿木名の山肌には,真っ白なユリが大きな花びらを重そうに咲いています。
家庭訪問が始まります。移動中に楽しめる優雅な自然は贅沢な楽しみです。
2018年04月18日(水)
校花
テッポウユリの白。ハイビスカスとアマリリスの赤。ブーゲンビレアの紫。
咲き誇る花には生命力が溢れます。古仁屋高校のスクールカラーは紫です。
「校花」を決めるなら紫のブーゲンビレアかなと勝手に思ったりもします。
明日から3年生は三者面談です。高校生活で最後の4月を締めくくります。
2018年04月13日(金)
こいのぼり
いつもとは違う道を選んで歩いてみると,目の前に別な景色が広がります。
いつもとは違う人や知らない人と話をしてみると,別な世界が広がります。
自然や他人は様々なことを教えてくれます。感じた分だけ幅が広がります。
保育所を泳ぐ3匹のこいのぼりのように3学年がなかよく泳ぎたいですね。
2018年04月12日(木)
イソヒヨドリ
ひと息ついてみませんかと言われているように,久しぶりに雨が降ります。
まだ始まったばかりですが始業式も入学式も遠い昔に終わった気がします。
昼休みの職員室に美しい声が響きます。窓の側で青い鳥が鳴いていました。
その囀りに心が癒されます。束の間のしあわせが乾いた心にしみ渡ります。
2018年04月10日(火)
白い靴下
靴下を間違えました。まだ間に合うので家に帰って履き直していいですか。
朝早く登校してきた新入生の心がけが初々しく,とても気持ちがいいです。
いつまでもその心を大切にしてほしいなと思わずにはいられませんでした。
純粋な心が映し出されているような青空は,いつまでも柔らかな青でした。
2018年04月09日(月)
新しい世界
森の新緑に囲まれる中での入学式です。心地よい風は緊張感を和らげます。
ゆっくりと流れる雲を目で追えば,慌ただしさから少し逃れられそうです。
人も,本も,言葉も,海も,空も,雲も,大切にしたい出会いが続きます。
引き寄せられる出会い,偶然ではない出会いが待ってます。楽しみですね。
2018年04月09日(月)
コペル君
お母さんと離れたくない保育園児の泣き声でしょうか。遠くに聞こえます。
入学式の早朝に見上げる大きな空は,筆舌に尽くしがたいほどの青でした。
黒板に貼られた後迫先生の「入学おめでとう」の文字が新入生に迫ります。
コペル君が考える粉ミルクのように,入学式でも多くの人とつながります。
2018年04月06日(金)
シーグラス
広い砂浜を歩いていると石でも貝殻でもないきれいなものが見つかります。
シーグラスです。波に洗われた青や白のガラスのかけらに目が止まります。
始業式では鳥丸先生が「評価は他人がするものですよ」と語りかけました。
拾い上げられるシーグラスのように,自分色に輝ける1年にしたいですね。
2018年04月02日(月)
元気を出して
新年度が始まりました。学校の駐車場には見覚えのない車が並んでいます。
いち早く夏を感じさせる陽気に,森一面の黄緑色が目にまぶしく映ります。
太陽がそこにあるようなイペーの花の黄色には何となく元気づけられます。
春は笑顔が似合います。新しい始まりには新しい笑顔で頑張りたいですね。
2018年03月29日(木)
旅立ち
奄美空港や古仁屋港からひとりまたひとりと奄美大島を旅立っていきます。
見送ると寂しくてこれからを憂いたりします。本当にさよならなのですね。
森はいつもの森のまま。海はいつもの海のまま。自然は何も変わりません。
変化に追い付けない気持ちは,先生方のいない学校を寂しく見せています。
2018年03月27日(火)
一歩ずつ
さよならとさびしさに包まれていると一冊の絵本との出会いがありました。
さよならはであいのはじまり さびしさはであいのはじまり…とあります。
「さよならともだち」という絵本です。背中を押されている気がしました。
自分だけが寂しいのではないですよね。お互いに少しずつ一歩ずつですね。
2018年03月23日(金)
エンディング
窓の外ではスローモーションを見ているかのように白い雲が流れています。
頭の中では離任される先生方の優しさや気遣いが走馬灯のように巡ります。
卒業生だけでなくお世話になった先生方まで島を離れるのは寂しいですね。
先生方を待っている人がいます。いつまでも引きとめていてはダメですね。
2018年03月23日(金)
涙に暮れる
穏やかに過ごせる日々の有り難さや温かさをぜひ感じてほしいと小倉先生。
まだ実感がないのでさようならは言えない。だからありがとうと高良先生。
みんなとともに過ごし,みんなの成長をもっと見ていたかったと堀脇先生。
先生方と過ごした日々はかけがえのない日々でした。お世話になりました。
2018年03月23日(金)
涙に始まり
みんなには挑戦する若さがある。思いを握りしめて夢に進もうと川越先生。
人に感謝の気持ちを持ち続け,それを力にしてお互い頑張ろうと山田先生。
担任したときのことが忘れられません。本当にいい学校でしたと隈元先生。
人懐っこい生徒ひとりひとりの青春時代に関われて嬉しかったと石川先生。