学びの庭の朝夕

  • 2017年09月08日(金)

    決戦は土曜日

    44枚の花びらで3年生は青い花を咲かせます。2年生は白。1年生は赤。

    陽が昇り,陽が暮れるまで太陽の光を栄養に,全学年が練習に励みます。

    生徒たちの体育祭にかける思いの強さは,雨雲も雷雲も寄せ付けません。

    環境は整いました。最後に残るのは悔しさでしょうか。嬉しさでしょうか。

  • 2017年09月07日(木)

    トリコロール

    風になびく青色の団旗ごしに太陽を眺めるとラッセンが描く絵のようです。

    白い体育服で縦横無尽に動き回る姿は,弾けるポップコーンにも見えます。

    容赦ない日射しに熱せられながら優勝への闘志も真っ赤に燃えていきます。

    白露を感じさせない陽気の中,全員が本番への準備に余念がありません。

  • 2017年09月06日(水)

    島人ぬ宝

    本当に幼い頃からの友だち。何でも知っている仲間たち。それも最後です。

    長い年月をいっしょに過ごしてきた仲間だからこそ通じるものがあります。

    練習する応援団を見ながら,彼らの18年間を思うと目頭が熱くなります。

    何もない町ではなく,人として大事なものがいっぱい詰まった町なのです。

  • 2017年09月05日(火)

    うれしはずかし

    今週末の体育祭の練習が,雨でグラウンド不良のため体育館で続きます。

    生徒たちが希望していた「全校生徒でのフォークダンス」が実施されます。

    オクラホマミキサーは定番です。老いも若きもオクラホマミキサーですね。

    照れて踊る生徒たちに比べ,堂々と踊る先生方に月日の流れを感じます。

  • 2017年09月01日(金)

    最終予選

    日本がオーストラリアを破り,2018年ロシアW杯への出場を決めました。

    2学期が始まります。就職試験や大学入試も長い目で見ると予選ですよね。

    埼玉スタジアムに詰めかけた観衆のように,生徒たちに声援を送ります。

    新生活を夢見て,古仁屋高校代表としての負けられない戦いが始まります。

  • 2017年08月31日(木)

    本当の白

    加計呂麻島の向こう側から立ち上る雲の色を見ると,白の濃さに驚きます。

    バニラのソフトクリーム。練乳たっぷりの白熊。砂糖をまぶしたドーナツ。

    白い雲を見ていて美味しそうな形に見えると,何だか嬉しくなりませんか。

    勉強の合間のちょっとした息抜きに空を見上げて,そんなことを考えます。

  • 2017年08月30日(水)

    ズートピア

    触っちゃダメ。壊しちゃダメ。騒いじゃダメ。遅れちゃダメ。ダメ。ダメ。

    気が付けば「ダメ」としか言っていないことに驚いたりしませんか。

    日常生活の中にはやってはいけないことがたくさんあるんだなと思います。

    より良い世界を築くためには「ダメ」を理解することが大切なんですよね。

  • 2017年08月29日(火)

    それでも

    問題演習では自分が出した答えを元に次の問題に進まなければなりません。

    大問のひとつひとつが,自分の人生への向き合い方のような気さえします。

    今日で夏季課外が終了です。自分の弱さや継続の難しさを知る夏でしたね。

    自分なりの答えを探し求め,考え抜く姿勢が未来を動かすのでしょうね。

  • 2017年08月28日(月)

    優しい言葉

    せめて蕾は咲かせてあげたいね。体育祭前の奉仕作業で聞こえてきました。

    校庭に生えるハイビスカスの花や枝も剪定されて形を整えられます。

    蕾のついている枝は集めてみると,水を張ったバケツ一杯になりました。

    蕾が一斉に花開く光景を想像すると,真っ赤な苺のかき氷みたいですね。

  • 2017年08月26日(土)

    沈思黙考

    どこまで空なのか。どこから海なのか。見えるすべて青。すべてちがう青。

    長田弘の「シシリアン・ブルー」の一節です。水平線が黙考へと誘います。

    空と海はどこまでも交わることがないから「平行」と言うのでしょうか。

    今日は宇宙の暗闇に太陽の光を混ぜると空の青になるような気がしました。

  • 2017年08月25日(金)

    いないいないばぁ

    学校の正門近くでは,一本の大きなデイゴの木が存在感を示しています。

    風もないのに生い茂った緑色の葉があちこちで揺れています。メジロです。

    こちらを窺うようにときどき顔を出します。メジロの姿に心が和みます。

    早朝の学校。ひんやりとしたコンクリートが凛とした気分にしてくれます。

  • 2017年08月23日(水)

    瀬戸内日記

    女性が差す日傘というものを,男性も差したくなるほどの強い日射しです。

    先日の花火で夏の終わりを感じたはずでしたが,日中は汗が止まりません。

    強い日射しに耐えて頑張る生徒たちは,栄養を蓄えて膨らむ蕾のようです。

    暦の上では「処暑」を迎えますが,夏も受験勉強もこれからが本番です。

  • 2017年08月21日(月)

    花火のかけら

    瀬戸内町ではみなと祭りが開催されました。「花火が見たいので休みます」

    張り紙を出すお店が出るほど,みんなが花火大会を楽しみにしています。

    1時間におよぶ打ち上げ花火は,今日からの課外への激励にも感じました。

    祭りのあとは,夜空の星の光に花火の続きを思い描いたことでしょう。

  • 2017年08月17日(木)

    NAI NAI 17

    自分に「ない」ものを数えて,凹んだり嘆いたりしたことがありませんか。

    持っているもので出来ることを考える。ないものをあるものに変えていく。

    人だけでなく学校も町もどこか似ているところがあるのかもしれませんね。

    どこまでもあきらめNAI。止まらNAI。生徒たちの夏の成果が楽しみです。

  • 2017年08月16日(水)

    冒険王

    夏休みは奄美大島で過ごしました,と聞けば夏を満喫している感じですね。

    東の海。西の海。南の海。北の海。どちらに進んでも素敵な海があります。

    周りを海に囲まれた奄美大島にいると冒険心や開拓心をくすぐられます。

    これからを思えば焦りも出ますが,受験生は自分の人生を開拓しています。

  • 2017年08月15日(火)

    一歩外れる

    思い切って国道を外れてみると想像以上の景色に出会うことがあります。

    宇検村の道路沿いには白いハイビスカスが咲き,緑色のバナナが実ります。

    想像力を磨くためにはいつもと違う方向へ一歩踏み出す決断も必要ですね。

    生き方のヒントも,身近なところにたくさんあるのかもしれませんね。

  • 2017年08月14日(月)

    黄色い海

    いつ見ても色が違う海を見ると「海は何色ですか」と質問したくなります。

    「青色」という答えが返ってこないときには,少し誇りと喜びを感じます。

    ある日の質問に「黄色」という答えが返ってきました。想定外の答えです。

    透明な海に入ってみると足元の砂の色だと気づきます。すごい感性ですね。

  • 2017年08月13日(日)

    上から目線

    奄美大島の海や自然を横からでなく上から眺めたことはあるでしょうか。

    海を上から見たときに浮かんでいる小さな点は,よく見ると亀なんですよ。

    ソテツを上から見ると,花びらがみどり色のひまわりに見えるんですよ。

    いろんな角度から見ることで新しい発見があります。勉強も同じですね。

  • 2017年08月12日(土)

    価万両

    あやまる岬観光公園。国直海岸。タエン浜海水浴場。ヤドリ浜海水浴場。

    最近は晴れの日が続いていて,猛暑よりも景色の素晴らしさが際立ちます。

    「絶景かな絶景かな」と言いたくなる海は,まだまだたくさんあります。

    奄美大島に来てからのお楽しみにしておきますね。夏が似合う島ですよ。

  • 2017年08月11日(金)

    われ思う

    すれ違う車のナンバーに「わ」と「れ」が続きます。観光客の方々です。

    奄美大島に住むということは,観光地に住むということですよね。

    道路沿いに咲いている赤いハイビスカスが観光客を静かに歓迎しています。

    ここで撮った写真を見返すたびに素敵な思い出が甦ってくるといいですね。

  • 2017年08月10日(木)

    お帰りなさい

    台風5号が過ぎた町では「みなと祭り」の準備も始まり,いい雰囲気です。

    町中に飾られたちょうちんは,風が吹くと笑っているようにも見えます。

    就職の面接練習,大学入試合格ライン突破に向けて生徒たちは奮闘中です。

    グラウンドでは帰郷した卒業生たちが部活動で後輩と汗を流しています。

  • 2017年08月07日(月)

    ニシカラヒガシヘ

    土砂災害警戒情報。避難勧告。記録的短時間大雨情報。度重なる警告音。

    猛烈な雨と風です。50年に一度の記録的大雨が瀬戸内町にも降りました。

    台風5号に怯えていた昨日までが嘘のように,静かな時間が戻っています。

    学校の窓から眺める南の空には,灰色の雲が西から東へと流れていきます。

  • 2017年08月03日(木)

    水族館と動物園

    青い空を魚に似た雲が泳いでいます。白い雲がうさぎにも象にも見えます。

    水族館も動物園もない奄美大島では,青い空に幻想を抱いてしまいます。

    ルリカケス。アマミノクロウサギ。アマミホシゾラフグ。キノボリトカゲ。

    奄美大島は青い海が水族館であり,広い森が動物園なのかもしれませんね。

  • 2017年08月02日(水)

    夏がはじまるよ

    輪転機から勢いよく出るプリントは魚が飛び跳ねているようにも見えます。

    受験を控えた生徒たちの表情に真剣さが加わり,一段と頼もしく感じます。

    就職希望の生徒たちも,面接練習や企業見学などを通して成長しています。

    日々更新される生徒たちの表現力,文章力,理解力に期待が高まります。

  • 2017年07月31日(月)

    銀色の夏

    国語辞典で「銀」を調べると,白く光って美しく金より堅いとあります。

    第62回鹿児島県吹奏楽コンクールで吹奏楽部が「銀賞」を受賞しました。

    鳩野先生の献身的なご指導の下,多様な個性がひとつにまとまりました。

    ここに至るまでの道のりは,これからをもっと美しく光らせるはずです。

  • 2017年07月28日(金)

    小龍包

    外に出れば灼熱の太陽に真上から照射され,オーブンの中にいるようです。

    教室に入れば湿気の多さも重なり蒸籠蒸しされた小龍包になった気分です。

    教室で先生方の言葉を浴びながら1時間ごとに美味しく蒸されていきます。

    全国の皆さん,古高生はただ今準備中です。もうしばらくお待ちください。

  • 2017年07月25日(火)

    空のあなた

    雲のない青い空に浮かぶのは,少し欠けた白い月と眩しい太陽だけです。

    あるはずのない空の果てを探しながら,まだ見ぬ生徒の将来を思います。

    3年生の三者面談ではこれまでの悩んだ末の結論に決意がみなぎります。

    空の向こうには何があるのでしょう。ワクワクする未来のはずですよね。

  • 2017年07月20日(木)

    準備完了

    終業式の大掃除では,真剣な生徒たちのおかげで校舎が磨かれていきます。

    丹精を込めた作業は,閉められた窓でも空や雲の色をそのままに映します。

    「夏休み」という魔法の言葉に惑わされながらも明日からは夏季課外です。

    エンジンも絶好調です。ガソリンも満タンです。この夏,全力疾走ですね。

  • 2017年07月19日(水)

    夢の跡

    生徒たちの眩しさに押されて,太陽が私たちとの間に雲を挟んできます。

    クラスマッチの熱戦を落ち着かせるかのように時おり小雨が混じります。

    仲間のために流せる汗や涙は青春そのものですね。見上げれば青空です。

    試合後の片づけ終わった体育館とグラウンドに夢の続きを思い描きます。

  • 2017年07月18日(火)

    自分を疑う

    教室の勉強では正解を出すことが求められます。それはとても大事です。

    正解しただけなのに「自分」が正しいと言われているような気もします。

    自分の考えていることがすべて正しいと勘違いする恐れもありそうですね。

    同じ場所に立ち止まらずに新しいことを求める姿勢は忘れたくないですね。