公開日 2022年04月07日(Thu)
春の日差しが優しくふりそそぐ中,入学式を挙行いたしました。
奄美ブルーの大島海峡を背に,校門をくぐった19名の新1年生の皆さん,御入学おめでとうございます。
私たちは19の地球の宝をあずかりました。未来を見つめて一緒に高校生活をスタートしましょう!
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式辞
山々の木々は鮮やかな新緑を芽吹かせ、生きるものすべてに生命の息吹がみなぎる希望の季節を迎えた今日の佳き日に、御来賓並びに保護者の皆様の御臨席を賜り、令和四年度 鹿児島県立古仁屋高等学校 第七十五回入学式を挙行できますことは、私ども教職員並びに在校生にとりましても、この上ない喜びであります。
ただ今入学を許可いたしました十九名の皆さん 入学おめでとうございます。皆さんを入学生として迎えられることを大変嬉しく思います。また、この日を待ち望んでこられた保護者の皆様にも、心からお祝いを申し上げます。真新しい制服を身にまとったお子様の凜々しい姿を見て、保護者の皆様の感慨もひとしおのことと拝察申し上げます。
さて、本校は昭和五年、大島郡東方村立古仁屋家政女学校として設立されて以来、地域の想いや時代の要請を受けながら、幾多の変遷を経て、本年度で創立九十二年目を迎える、伝統のある高等学校です。現在も瀬戸内町と共に歩み、発展を続けている学校であります。この後紹介されます校歌には、「自分自身を積極的に開発していこうとする意欲」 すなわち 校訓の「自主自立」が歌われており、脈々と受け継がれるこの精神を培われた先輩諸氏が伝統を築いてくださっています。
そこで、今日から古仁屋高校の一員となる皆さんに、「感性を磨き、好奇心と探究心を大切に」という言葉を贈りたいと思います。これから始まる三年間は、長い人生の中にあって、ほんのわずかな時間に過ぎません。しかし、最も多感で、生命力に溢れる正に「青春」といわれる時期であり、人生を左右するような貴重な時期でもあります。古仁屋高校では、大島北高校との交流戦や各種ボランティア活動、郷土研修など特色ある学校行事があります。人に触れ、本物に触れて大いに感性を磨き、課題を見付けたりその解決策を探ったりしてください。また、個に応じたコース制や個別指導を充実しているので、高校でさらに得意教科を伸ばしたり、苦手科目を克服したりするための環境が整っています。多くの資格取得にチャレンジし、一生皆さんの強みになる資格に挑戦することもできます。ぜひ、一年の時から、志を高く掲げ、明確な目標を持って毎日を送りましょう。失敗したり悩んだりしたことすべてがあなた方の力になります。
さらに、皆さんは世界自然遺産の中で学ぶという貴重な機会を得ています。このように新入生の皆さんが自分を磨く準備は整っています。あとは皆さんのやる気次第です。高校生活を通して成長した姿によって、今まで支えてくださった多くの方々に感謝の気持ちを伝えてほしいと思います。
保護者の皆様,本日はお子様の御入学,誠におめでとうございます。本日入学を許可しました十九名の新入生は、奄美大島のひいては日本や国際社会の未来を担う子どもたちです。その成長を願う気持ちは私ども教職員も同じでありますので、職員一同一丸となって調和のとれた人間形成に努めていく覚悟であります。そのためには、本校の教育方針を御理解いただき、学校と家庭の連携を図りながら、相互に心を通い合わせ教育活動に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御協力、お力添えのほどよろしくお願いいたします。
終わりに入学生の皆さん一人ひとりの高校生活が、健康で楽しく充実したものとなりますことを祈念いたしまして、式辞といたします。
令和四年四月七日
鹿児島県立古仁屋高等学校 校 長 米澤 瑞代
祝辞をいただいた皆様
瀬戸内町長 鎌田 愛人 様
PTA会長 栄 克人 様
同窓会長 曻 清隆 様
1学年部
有川先生,吉松先生,是井先生,川原先生,下大田先生